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愛知県歯科医師国保組合 理事長就任にあたって 塚原邦秋

先般の組合会におきまして組合会議員の信任を賜り、第1回理事会にて愛知県歯科医師国民健康保険組合理事長に就任させていただく事となりました。

国保組合の理事長と言う重責を拝命いたしまして、身の引き締まる思いでいっぱいであります。所期の目標であります、組合員の先生方とご家族・従業員の皆様の日頃からの安心な生活と安定した組合運営に向けて誠心誠意尽力いたしますので、よろしくご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ここ数年来における国保組合の厳しい環境の中で、制度改革や各種対応策など、前執行部のご努力ご苦労に対し深く感謝を申し上げます。

国では、国保改正法が公布され国保制度改革が急速に推し進められる中で、国保組合財政は、被保険者数の減少と拠出金の増嵩が赤字を生む要因となり厳しい運営状況にあります。また、厚労省公表による国保組合の25年度収支決算によると経常収支は47億円の赤字で、組合財政は2極化傾向に向かっているのが現状です。この改正法は、30年度から都道府県を国保の財政運営責任主体とし、市町村と共同運営体制を柱として進められます。その他、28年度以降の国庫補助率の見直しも決定しました。

従いまして、国保組合にも今後多く課題が山積することは、容易に想定されます。さらに、マイ・ナンバー制度の導入による事務局の合理化など事務システムの改修などが必要となるでしょう。

今後、新たなる局面を迎えることとなり国保組合の更なる改正、改革が求められて来ると思われます。それらの困難な課題に際し、改めて組合員の皆様方の更なるご理解とご支援を頂きますようよろしくお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせて戴きます。

 

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